山根商店の歴史アーカイブ vol.④

継承しさらに発展へと導いた改革者
山根義照(株式会社山根商店 2代目)

「入社時から半世紀にわたり創業者を支え会社を改革し続けた功績」
昭和47年に大学を卒業した山根義照氏は、創業者の父とともに業界を牽引。
自社に置いては、効率化と合理化を求め、設備の導入(特に油圧シャー)に邁進することとなる。

義照氏の手腕は入社当時から瞬く間に発揮される。昭和47年に500t、さらに二年後の昭和49年度には750t、7年後の昭和56年には、倍の1,500tの油圧シャーを導入に尽力した。親子でスクラムを組み、設備投資には業界に先駆けて接尾投資と合理化に努めた。
これを機に業界自体、大型油圧シャーの波が到来したといっても過言ではなかった。

「まだまだ終わらない設備投資のチャレンジに誰もが驚いた。」
更に昭和60年代に1,600t、
その5年後の平成2年委は1,250t
の油圧シャーを導入している。
おおよそ20年にわたり5基も導入している。
常に金属リサイクルの将来を見据え、切断加工処理の第一人者としての業界を牽引し、従来のヤード構造改革を改革することに余念がなかった。現在においても、完全屋内管理型の近代型スクラップヤードの礎は、義照氏の手腕によるものが大きく、今もってなお継承され続けている。

約5,000坪の完全建屋内作業場は当時でも珍しかった。 これで年間150,000tの処理がヤード内ですべて処理加工できる。

次回へ続く

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